Startup Abroad Life

明日死ぬかもしれない僕はまだ、夢を追う旅の途中

正月元旦営業は基本やめるべき。

 新年迎える前に書いておきたかった内容ですが、

過ぎてしまったものはしょうがないので淡々とやります。

 

 僕は、元旦営業はやるべきでないと思います。なぜなら、日本人の大切な伝統的慣習がこの労働によって壊されるからです。ただ、正直に言って、この伝統的慣習が壊されたからと言って、何か大変なことが起こるわけでもありません。「元旦は働く」という流れが当たり前になれば、誰も気にしなくなるでしょう。ただ、それは日本の古き良き伝統や家族との大事なひと時を壊すものです。社会人として働く人たちにとって、年末年始は唯一、会社のしがらみから解放される時期だと思います、とりわけ元旦の日はそうです。そんな心が軽い日は、自分の大切な人たちと一緒に過ごすことが必要だと思います。こんなこと言うと、ただの自分の願望みたいに聞こえますが、言ってしまえば、古き良き伝統がなくなっても、世間の人の大半には何にもダメージは来ません。でも「じゃあ、潰しちゃおうよ、そんな伝統」とはならないですよね?笑

 

 世間では、こういった意見があります。「働きたい人は働けばいい。」これに対して、私はこう思いました。「労働者の意思を尊重するのは良いですが、大半の企業は労働者の意思なんて関係なく私たちを働かせるのが現状じゃないですか?」と。本当に「働きたい人だけが働いて、働きたくない人は休める」ような環境があれば、それは賛成です。人にはそれぞれ事情がありますからね。

 

 続いての意見は「元旦に働くのが嫌なら転職すればいい」。これは極論すぎて何も言えないです。そんな簡単に職を変えられると思っているのでしょうか?きっとこのご意見の持ち主は、自営業か仕事のオファーがたくさん来る有能な方なのでしょう。

 

 欧米諸国の暮らしを見てきた僕にとっては、「家族とともに過ごす時間がどれほど大切なのか」を本気で感じているわけです。家族と過ごさなくても、地球は廻るし、たいして人も困らない。けど、そんな寂しいこと言ってたら、この世界の人たちはもっと冷酷になると思います。欧米はクリスマスの日は店を早々と閉める、もしくはその日を休みにすらしている。年末年始だってそう。けれども日本社会は、その逆で、24時間営業のお店があったり、残業や年末年始の労働が当たり前になっている。企業の社長さんよ。会社の利益も大事だが、その利益を生み出す労働者をもっと大切にしてあげなよ、と言いたい。一流の経営者は、顧客を大事にするが、超一流の経営者は、社員を大事にします。それは利益の源泉はその社員たちから来ているからです。

 

 「日本は便利になり過ぎた。超えてはいけない線を平気で超えるようになった。」

 その軋轢が人に及ぼす影響は、日本人としてのアイデンティティの喪失だと思います。

 

 これ以上掘ると、大変なことになりそうなので、今日はこのへんで。